2012年8月7日火曜日

タックスリターンのトラブル


今日はよくあるタックスリターンのトラブル例を挙げてみます。

  • タックスリターンをローカルの事務所でしたけれど、内容が正しいのか分からない
  • 自分が申請していない経費まで計上されたようだ
  • 申請に必要と思われる情報を聞かれなかったので、そのまま言わずに申告してしまった
  • ビザとの関連性は分からない、と言われた
  • 2つの仕事をしていたのに、1枚のPAYG payment summary で申告した
  • 分からない内容にサインさせられた上、タックスリターンのコピーももらえなかった

まだまだありますが、このようなトラブルになってから、ご質問や修正申告を受けることが多々あります。

Australian Taxation Office が力を入れて問題のある税理士を取り締まっていますが、 これも需要と供給ですので、なかなか排除はできません。安くタックスリターンをすればお客が集まりますから、、、(でも安いにはそれなりの理由があります。タダほど恐いものはない、と言いますが、正確性が求められるタックスリターンの処理に、数十ドルケチると後で数十倍になって返ってくる可能性大です。安さでお客を釣っても、内容により費用が加算され、全然安くない場合も多々あるようですし、、、)

はっきり言って酷い事務所も多いです。
問題は、タックスリターンを担当するスタッフは “税理士” ではないことです。

会計事務所、税理士事務所へ行けば、スタッフはみな税理士だと思ったら大間違いです。税法も勉強したことのない、その辺の人が数週間のトレーニングを受けて税理士みたいな顔をして対応しているのです。事務所に必ず税理士は存在しているはずですが、その場にいないインタビューの終わった申告書を審査(していたとして)何がわかるのでしょうか?

信じられないような申告内容を多々見てきました。
しかし、費用が安いから、還付金が多いから、というお客様側の意識の問題があるのも事実です。

もちろん何を重視するのかは、個人の選択ですが、、、、

あまりにも、トラブルになってからご連絡をいただくことが多いので、思わずヒートアップしてしまいました。

どうか、慎重にタックスエージェントを選んでください。数十ドルの違いで、修正申告が必要になっては元も子もありません。また監査の対象などになろうものなら、、、、大変ストレスフルなプロセスを経て、最後に罰金は逃れられません。

もちろんきちんと申告していても、監査のリスクは免れませんが。。。

最後になりましたが、ほとんどの事務所さん、税理士さんは問題ないのですよ。稀にそういう悪質な事務所、税理士もどきがいる、と記憶しておいてください。“その辺の人” でも数十年の経験を積んだ知識が豊富な担当者がいるのも事実です。

は~、ヒットアップした中野でした。

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