2012年9月17日月曜日

オリンピックメダルに税金は掛けるべき?



少し前のアメリカの記事ですが、なかなか面白いものを見つけました。

以下がその記事(PolitiFact.com)のリンクです。
http://www.politifact.com/truth-o-meter/statements/2012/aug/01/americans-tax-reform/do-olympic-medalists-owe-9000-irs/

現在アメリカでは、オリンピックメダル及び報奨金が課税所得の対象となっているそうです。例えば今回のロンドンオリンピックで金メダルを取った場合、報奨金US$25,000と金メダルの価値がおよそUS$675で、最高でUS$8,986(最高税率35%の場合)の税金が徴収されるとのことです。

それに異議を唱えるマルコ・ルビオ上院議員が「オリンピックのアメリカ代表として海外で戦いメダルを勝ち取った選手達に、更なる税金徴収の心配をさせながら国に帰ってこさせるべきではない」と主張し、「The Olympic Tax Elimination Act」という法案を提出したそうです。

確かに国のためにメダルを勝ち取って帰ってきたにもかかわらず、その国から勝利の勲章であるメダルと報奨金の一部を、例え法律に沿った税徴収とはいえども、持っていかれるのは選手達にとってはやるせないでしょうね。

他の記事を見ると「国のために戦う兵士達が税免除を受けているのだから、同じく国を代表して戦うオリンピック選手達にも税免除を与えるべき」と主張する人もいるようですが、個人的にはこれはちょっと論点が違うような気がするのですがどうなんでしょうか。。。

でも、何でオリンピック限定なんでしょうか?世界選手権などでも選手達は国を代表して戦っていると思うのですが。。。陸上や水泳などの個人競技はチーム競技のように○○国代表チームと明確には言われていないかもしれませんが、それでも国内選抜を勝ち残った国の代表に違いはないと思うのです。オリンピックの注目度が他の世界大会と比べて桁外れに大きく、国への貢献度もそれに比例して大きいからということなんでしょうかね。。。

ちなみにオーストラリアでは、「メダル、トルフィーまたはその他報奨金等は課税対象とならない」とルーリングではっきり明記されています。ですが、プロ選手等、自身のパフォーマンスにより商業利益を得ている選手にはこのルーリングは適応されません。

スポーツをずっと続けていますが、報奨金なんてものは一度ももらったことが無いタカでした。

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